3年で駆け上がる新米理学療法士

整形外科中心の急性期総合病院で働いています。一般的な整形外科疾患やスポーツ障害・外傷のリハビリ経験、文献や個人的に勉強したことなどを発信していくブログです。

お知らせ

ブログをword pressにお引っ越しします。 今後はそちらで投稿します。 https://therapist-life.com よろしくお願いします。

痛みのいろは①

痛みについてよく質問されませんか?理解できれば治療に役立つし、説明できれば信頼も勝ち取れる!

膝離断性骨軟骨炎の治療方針と競技復帰

目次 治療方針と予後予測 保存療法と競技復帰 手術療法と競技復帰 骨穿孔術(鏡視下ドリリング) 病変部固定術 骨軟骨柱移植術 膝離断性骨軟骨炎の病態はこちら! therapist-step.hatenablog.com 治療方針と予後予測 「血流再開、骨新生、骨癒合」という骨折…

膝離断性骨軟骨炎

目次 膝離断性骨軟骨炎(膝OCD)とは 発生原因 好発部位 症状 画像所見 膝OCDの治療方針などはこちら! therapist-step.hatenablog.com 膝離断性骨軟骨炎(膝OCD)とは ①関節面の軟骨下骨組織の壊死 ②次第に関節軟骨を含む骨軟骨片が母床より分離 ③最終的に関…

膝蓋大腿関節障害と定義

目次 膝蓋大腿関節障害とは 膝前面痛 膝蓋大腿関節障害とは PFPSや膝前面痛(AKPS)などリハビリの中で広く使われてますけど、それぞれの明確な定義が分らず、漠然と使っていたので調べてみました。 調べてみるとおもしろい! 1906年〜:膝蓋軟骨の変性・膝蓋…

膝蓋大腿関節

目次 大腿骨 膝蓋骨 膝蓋大腿関節 膝蓋骨の運動 X線評価 大腿骨 内側顆約35×15mm・外側顆約40×15mm。形態的には外側顆が大きいが、関節面は内側顆の方が広く長い 両顆間の前方部分は膝蓋骨と関節面を形成し(膝蓋骨溝patellagroove・関節軟骨厚2~3mm)、後方…

拘縮とは

目次 関節可動域制限とは 拘縮の病態とメカニズム 責任病巣 皮膚由来の拘縮 骨格筋の変化由来の拘縮〜筋長(解剖学的)変化〜 骨格筋の変化由来の拘縮〜伸張性(機能的)変化〜 筋膜の変化(コラーゲン含有量の変化) 筋膜の変化(配列変化) 関節包の変化由…

勉強は苦しい?

理学療法士は国家資格を有する医療従事者「理学療法士は国家資格を有する医療従事者であり、体系化した理学療法を提供する責務がある。そのベースとなるのが『エビデンス』である」最近読んでる本に書かれていて、すごく共感できた。マッサージで終始してる…

学生時代

目次 記憶の忘却曲線 短期記憶を長期記憶へ モチベーションが下がったとき 運動・解剖・生理から各疾患について学ぶ範囲は本当にたくさんありますよね。初めて聞く言葉や概念で頭がいっぱいになったことを今でも覚えてます。勉強に関しては教員の方や先輩な…

前十字靭帯(ACL)損傷

ACLの病態とメカニズム、術後リハビリのリスク管理について!

理学療法士を目指したきっかけ

僕は中・高と400・800mを専門として陸上競技をしてたんですね。生活の中心はまさに「走ること」 高校進学もそれ中心で選びましたでも1年生の冬に故障して、病院に行っても原因が分らず、1分すらまともに走れない状態でした。 そんな状況が何ヶ月も続いて、モ…

骨盤骨折

骨盤骨折は交通事故など高エネルギー外傷で起こりやすく、多発性外傷であることが多い。例えば肋骨骨折・外傷性くも膜下出血・消化管損傷・神経損傷・尿路損傷とかがあるのかな。 一方で高齢化に伴い転倒など低エネルギーの外力であっても骨折を生じるケース…